オーナーズストーリー
第五章 : 応援者は一店舗目の近所の人たち
22歳と2ヶ月、最年少で独立。
妻と二人で始めた、初めての自分の店。
CoCo壱番屋に勤めて2年目、壱番屋にとっても大転換期がやってきました。今でこそ、日本全国どころか世界中に店舗を展開していますが、当時はまだ、愛知と岐阜にしか出店しておらず、いよいよ三重、京都にも出店となったのがこの時期でした。それに伴い、愛知県内の直営店がいくつも売りに出され、先輩社員たちがオーナーとして独立していきました。
そんなとき、最後まで残っていたのが、店の規模が小さく売上も少なかった本郷店。誰もやりたいと思っていなかった店舗です。この店舗が自分にとって初めての店に。
誰も買おうとしなかった店舗を選んだのは、チャレンジ精神があったのはもちろんでしたが、それまで規模の大きな店舗の運営に携わっていたので、大勢のスタッフとの人間関係の構築に苦労していたことが影響し、小さな店舗で妻と二人、地道に取り組んでいきたいという思いもありました。
資金800万円を銀行から借り、22歳と2ヶ月で独立。30年近くたった今も、未だに最年少独立者の記録を維持しています。
そうやって妻と二人、本郷店をスタート。本当に二人だけで、朝から晩までずっと働きました。小さいお店だったので売上も少なく、無いに等しいような日も・・・。
そんな厳しい状況でしたが、朝9時に家をでて、10時の出勤前に必ず店近くの喫茶店に毎日寄りました。そこは近所の人たちがいつも集まっていた場所。そのうち、そこで知り合った人たちが店を応援してくれるようになりました。会社を経営されていた方が、取引先の業者さんが大勢集まる時に店をつかってくれることも。おかげで売上もあがり、店にも活気が出てきました。
若い夫婦二人でやっていた店を少し頼りなく感じてくれたのでしょうか。近所の人たちに、本当に助けられた一店舗目でした。
売上があがるにつれ、忙しくなると近所の高校生がバイトにきてくれることに。高校1年から3年間バイトをつづけてくれました。また、初めてのパートさんも近所の方。妻ともコーヒー仲間で仲が良かったため、店の人間関係も円滑に。人を雇うということを学び、徐々に人を育てることも覚えられました。
本郷店の頃は、自分の子どももよく店にきてくれました。帰って行く時に子どもが寂しそうな顔をしていたのは、思い出すと今でもいたたまれません。忙しいばかりで子どもに対しても寂しい思いをさせた、少しつらい思い出もあります。
こうして売上も倍近くにアップ。自分たちの給料を削って人を増やしていきました。売上が上がるにつれ、2店舗目を持とう、そんな新しい夢も生まれました。
第六章 : 応援者は2店舗目の支援者そしてスタッフ達
応援されて育った会社、アイエス。
今度は応援する立場になりたい。
2店舗目は資金が足りず、なかなかスタート出来ない状況でしたが、そんな時も資金を援助してくれるだけでなく、さらに3店舗目への支援もしてくださる方も現れました。さらに働いてくれる社員も増えていき、今の規模に達することができました。本当に周りに応援され、助けられてばかり・・・。
忙しかった居酒屋で出会ったバイト仲間。
宗次氏をはじめとするココイチの役員達。
育ててくれた上司。
初めての店舗の近所の人たち。
支えてくれるスタッフ。
家族。
今振り返ってみると足りなかったと思うことは沢山あります。
その中の大きな一つが感謝。
今までお世話になってきた人たちに、もっともっと感謝するべきでした。
そんな思いが、今のアイエスの経営理念につながっています。
本郷店から始まったアイエスは2016年現在の今、全国で13店舗を運営。
応援されていた分、応援する会社でありたい。
オーナーとして、ひとりの人として。
アイエスはあなたを応援する会社です。
私のストーリーはまだほんの一部、この続きはお会いして、ぜひ。
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